近江鉄道の旅
1日乗車券
昔から新幹線で米原近辺を通過するときに見える近江鉄道が気になっていました。
特に沿線に大きな街や集客力のある施設があるわけでもなく、どちらかというと何もない田んぼをコトコト走る鉄道なので、なんでこんなところ走ってるんだろうと思っていました。
沿線の日野町で友達がライブをやるというのでその時間に合わせて、朝から米原に向かいました。
近江鉄道の1日乗車券は880円ですが、米原から貴生川まで行くだけで1000円以上かかるのでお得です。
彦根城
JRでは米原と彦根の間には駅はありませんが、近江鉄道では間に二つ駅があります。エレベータで有名なフジテック前という企業名丸出しの駅もあります。
とりあえず彦根に降りたら彦根城に行こうと思っていましたが、電車が1時間に1本ほどしかないので、乗り遅れると1時間ロスしてしまいます。
ダッシュで彦根城に向かいましたが以外と勾配もあり、8時26分に出て9時36分に戻ってくるまで大汗かきました。
天守閣が美しいとは聞いていましたが、私は城全体の構造美に目が奪われました。
大阪城のようなダイナミックな堀ではありませんが、外から攻めにくいように天守閣へ向かうには右へ行ったり左へ行ったり、堀や石垣も微妙な曲線の芸術です。
大きな山があるわけでもない平地のお城なので、たいしたことないと舐めていたのですが、天守閣に近づくとグイグイ勾配が上がってきます。
しかも階段が不規則でガンガン登ることもできません。
下の写真の橋の下をくぐって、左へ左へ曲がって橋の上を左から右に渡ってようやく天守閣です。平和な江戸時代に作られた城にしては、堅牢です。
何しろ石垣が美しい。
天守閣からの琵琶湖も美しい。
もちろん天守閣も美しい。
石垣に人面が、、、
多賀大社
近江鉄道の支線で多賀大社に行きましたが、折り返しの電車まで25分しかなかったのでこちらもダッシュで参拝してきました。
支線から本線に戻ってきた高宮駅にある藤が満開でした。
基本的にラッピング広告全開の電車が走っていて、滋賀県警の広告もあれば健康診断の広告もありました。
<県警バージョン>
<健康診断バージョン>
日野
日野は3月?に一度遊びに来たのですが、同じお友達がまたライブをやるというので応援に来ました。
しかし、日野町の中心街は近江鉄道の駅からかなり遠く、駅は町外れなのでちょっと寂しい雰囲気です。
ご覧の通りにボロボロですが、待合室の天井に燕の巣があり、すっかり馴染んでいました。
ライブの会場は日野駅からバスで15分ぐらいの馬見岡綿向神社でしたが、立派な鳥居の前に堂々とステージを作っていました。
3月はお寺の境内だったし、神社仏閣もミュージシャンに協力的な町です。
多賀大社によく似た立派な石の太鼓橋がありました。ライブは撮影禁止でしたのでここでは自粛します。
日野から南に下りて貴生川駅まで折り返し、最後は八日市から近江八幡まで乗って近江鉄道を全線乗りつぶしました。
先日京阪も全部乗ったので、滋賀県内の鉄道は全部乗ったような気がします。
関西は歴史が深いので狭いエリアに史跡がたくさんあります。日帰りで奈良時代から安土桃山時代まで勉強できるので休日は寝ていないで外に出かけることにしたいと思います。