富山は美しい
このところ毎週週末にビルの停電があり、金曜日にサーバーの電源を落として日曜日に立ち上げるというパターンで生活していました。通常ビルの停電は年に一回ですが今年は10回くらい停電があり、本当に大変でした。何しろトラブルがなかったということで自分にご褒美の旅行です。
下の写真は富山県の高岡駅から万葉線という路面電車の終点「越ノ潟」という駅から歩いて5分ぐらいの新湊大橋です。立山連峰も綺麗に見えました。
新湊大橋の近くには海王丸パークというのもあり、デートスポットになっているそうですが、車がない私は寂しく一人でトボトボ歩いていました。
富山の田園風景が美しいのは有名ですが、今回の旅行で理由がわかりました。
高岡駅から国宝・瑞龍寺まで歩く途中の道も写真のように綺麗に掃除されていてゴミひとつ落ちていません。○玉県や○葉県ならこの辺りの植木の根元にゴミが散乱しているところです。
普通の住宅でも庭だけではなく、家と家の間の溝や裏の生垣まで本当に綺麗です。これは県民性というか「品の良さ」「教育レベルの高さ」だと思います。自然の美しさはもちろんですが、人の心の美しさが富山の美しさだと思います。
金沢で前田家といえば「前田利家」ですが、富山県、特に高岡では長男の「前田利長」の名前があちこちに出ています。利長は高岡で亡くなったのでお墓もありますが、豊臣政権から徳川政権への過渡期でいち早く弟の利常に家督を譲って高岡に隠居したそうです。謎もたくさん残っていて興味深い武将です。
高岡古城公園というのがあるのに天守閣はないので、焼失したのかと思ったら利長の時代に作ろうとしていたそうですが、徳川幕府の「一国一城」政策のため結局天守閣は一度も作られなかったそうです。富山には富山藩がありましたが高岡は加賀藩の領土だそうです。現在は博物館や体育館などがある綺麗な公園になっています。
前田利長の没後に利常が作ったお寺が「国宝・瑞龍寺」です。もちろんこちらも綺麗に手入れされており、奈良の古寺を思わせる日本らしいお寺です。
朝早かったので一人で貸切でした。心が癒されます。
芝生が綺麗すぎて土足では歩けない雰囲気です。
瑞龍寺と利長のお墓を結ぶ道の途中にある小学校がとても美しい校舎でした。ゴミが全く落ちていません。。。。
寒ブリで有名な氷見と高岡の間はJR氷見線が走っていますが、途中に雨晴という駅があります。源義経が雨が晴れるのを待ったという伝説のある海岸です。
富山湾越しの立山連峰が絶景です。雨晴駅からひとつ手前の越中国分駅まで海岸線を歩いて写真を撮りながら戻り、終点の氷見まで向かいました。
実は今回のために望遠付きのカメラを買いました。
上の写真は70mmぐらいですが、思いっきり300mmくらいで寄せると下のように剱岳もよく見えます。飛行機が飛んでいるのが右側に写っています。
氷見市は寒ブリで有名ですが、ちょうど前の日に寒ブリ宣言があり観光客もぐっと増えていました。「ひみ番屋街」という道の駅には回転寿司があり、そこで寒ブリを食べ、隣の温泉施設でたっぷり温まって名古屋直通の高速バスで帰りました。。。
以上です。